【ばんえい競馬】 賞金上位馬を手に入れる方法

馬主たるもの、やはり賞金上位のオープン馬を一度は持ちたいものです。

なにか傾向はないかと、2022年1月末時点で、オープン馬26頭のデータを調査しました。

何かしらの特徴や狙い目はあるのかについて、見ていきます。

結論として、種雄馬や生産牧場に注目するよりも、牝系(繁殖成績)が大事だということになりました。

ばんえい競馬 賞金上位=オープン馬のデータ

オープン馬26頭の馬名、性別、馬齢、獲得賞金(生涯、千円単位)、種雄馬、生産者情報を一覧にしました。

4歳以上の頭数に占める割合は、約5%です。

順位馬名馬齢獲得賞金生産地域生産者
1メムロボブサップ625,337ナリタボブサップ河西郡芽室町竹 澤 一 彦
2アオノブラック623,149ケンジュオー川上郡標茶町山 口 和 子
3キタノユウジロウ723,572カネサテンリュウ足寄郡足寄町辻 虎 男
4アアモンドグンシンセン719,609アアモンドヤワラ檜山郡江差町山 田 常 雄
5メジロゴーリキ822,070ニシキダイジン中川郡幕別町佐 渡 孝 徳
6ミノルシャープ818,235キングシャープ河東郡音更町高 山 範 久
7キョウエイリュウ514,786カネサテンリュウ足寄郡足寄町大 野 信 一
8マツカゼウンカイ813,549マツカゼキング川上郡標茶町森 田 利 和
9シンザンボーイ1115,064ツルマキシンザン中川郡豊頃町門 志 美
10ミスタカシマ715,440ウンカイ中川郡本別町本 寺 政 則
11カイセドクター59,473カネサテンリュウ北見市田 村 親 雄
12ゴールデンフウジン811,472ニシキダイジン旭川市岩 本 国 造
13ウンカイタイショウ811,689ウンカイ足寄郡足寄町宮 口 孝 治
14サクラヒメ49,136キタノイチオク釧路市阿寒町野 澤 保 子
15シンエイボブ811,788ナリタボブサップ河西郡芽室町桜 井 栄 市
16オーシャンウイナー48,756キタノタイショウ厚岸郡浜中町舘 野 竜 一
17インビクタ68,626イッスンボウシ網走郡大空町女満別小 里 昭 男
18ゴールドハンター58,540ケンジュオー川上郡標茶町山 口 和 子
19コマサンダイヤ57,916ウンカイ河西郡芽室町加 納 友 喜
20コマサンブラック67,731ウンカイ河西郡芽室町加 納 友 喜
21コマサンエース67,649ケンジュオー川上郡標茶町坂 井 三 智
22ヤマトタイコーセン57,576芯 情中川郡幕別町西 村 正 順
23ハクタイホウ1113,404アサノカイリキ日高郡新ひだか町橋 本 岩 雄
24コウシュハレガシー78,349ニシキダイジン中川郡幕別町佐 渡 誠
25カンシャノココロ1112,363ヤマトオーカン北斗市高 田 和 廣
26カネゾウ1110,808カネタマル紋別郡滝上町佐 藤 節 雄
2022年1月末 オープン馬一覧

競走馬の性別について

ぱっと見てわかるように、牡馬(セン馬含む)が殆どを占めています。

26頭中23頭が牡馬・セン馬、3頭が牝馬であることから、競走成績は牡馬のほうが圧倒的に出しやすいということがわかります。

繁殖を考えず、競走成績だけを考えるのであれば、牡馬を狙ったほうが良いということになります。

父(種雄馬)の偏りについて

26頭中、父(種雄馬)が偏っているかを見てみます。

4頭がウンカイ産駒、3頭がカネサテンリュウ・ケンジュオー・ニシキダイジン産駒となります。

割合で行くと、ウンカイ産駒が約16%、ほか3頭の種雄馬が約11%となります。

目に見えて偏っているということはありません。

父の父(種雄馬の父)が偏っているということもありません。

生産場所、生産者の偏りについて

同じ生産者が活躍馬をたくさん出しているというわけでもありません。

生産場所は、地名だと分かりづらいため、地図上にポイントしてみました。

オープン馬 生産牧場 (OpenStreetMap Japan利用)

北海道中のあらゆるところから、活躍馬が出ていることがわかります。

血統・生産牧場に偏りがないなら、牝系を見よう

人間の運動能力は母方から遺伝するという説があります。

同様に、サラブレッドの血統理論の一つである「テシオ理論」では、父方からは性格や体の形、運動能力・丈夫さは母方から遺伝する可能性が高いとしています。

ばん馬でも同じ理論が通じるのであれば、「母の能力が仔に伝わる(競走成績に影響する)」と仮説を立ててみました。

オープン馬の母の競走成績を一覧にしました。

また、母の繁殖成績を見て、特徴的な事柄をメモ欄に入れています。

順位馬名母の競走成績メモ
1メムロボブサップピュアレディ326シンエイボブ含め2頭
2アオノブラックノリノメイチャン1,839産駒のすべてが競走馬デビュー
3キタノユウジロウヒカルロマン産駒の多くが競走馬デビュー
4アアモンドグンシンサトミクイン359
5メジロゴーリキメジロルビー633産駒の多くが競走馬デビュー
6ミノルシャープ神鶴二十一産駒の多くが競走馬デビュー
7キョウエイリュウ風蓮産駒の多くが競走馬デビュー
8マツカゼウンカイ華姫
9シンザンボーイ竹小町産駒の多くが競走馬デビュー
10ミスタカシマアグリタカラ2,670産駒の多くが競走馬デビュー
11カイセドクターインディミノリ324産駒の多くが競走馬デビュー
12ゴールデンフウジンカイセイクイン産駒の多くが競走馬デビュー
13ウンカイタイショウ宮姫産駒の多くが競走馬デビュー
14サクラヒメ桜子
15シンエイボブピュアレディ326メムロボブサップ含め2頭
16オーシャンウイナー萩姫
17インビクタメグミ1,014産駒のすべてが競走馬デビュー
18ゴールドハンターオーシャンローズ産駒の多くが競走馬デビュー
19コマサンダイヤコマクイン4,949コマサンブラック含め2頭
産駒のすべてが競走馬デビュー
20コマサンブラックコマクイン4,949コマサンダイヤ含め2頭
産駒のすべてが競走馬デビュー
21コマサンエースクインフェスタ3,592産駒のすべてが競走馬デビュー
(キングフェスタも産駒)
22ヤマトタイコー五月産駒のすべてが競走馬デビュー
23ハクタイホウ千花産駒の多くが競走馬デビュー
24コウシュハレガシーメジロルビー633産駒の多くが競走馬デビュー
25カンシャノココロオーイッセー524産駒の多くが競走馬デビュー
26カネゾウ弥生姫
オープン馬 繁殖牝馬の特徴

以下のことが言えるのではないでしょうか。

・母の競走成績は関係ない
・母の繁殖成績が重要
・母の産駒の多くが競走馬デビューしている

馬選びにおいては、種雄馬や母の競走成績を見るよりも、母の繁殖成績を重視したほうが良いと言えます。

初仔でない限り、母の繁殖成績は一通りチェックしておきたいですね。

母の繁殖成績の見方は種雄馬と同じですので、ここをチェックしてください。

母の名前を入れて検索した後、「産駒系統譜(母)」というボタンがありますので、ボタンを押すと、繁殖成績が出てきます。

母がばんえいデビューしていなくてもいいというのは、馬市場で馬を見るときにも重要な視点かなと思います。

2月の馬市場では、新1歳馬が多数上場されるので、牝系に注目して見ていこうと思います。

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管理人

将@地方馬主
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地方馬主が増えている中、まったくばんえい競馬が話題にならないことが悔しくて、サイトを運営開始。
2022年、ジェイジャックのオーナーとなりました。

ばんえい競馬を愛する人が一人でも増えるように地道に活動中。
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