【ばんえい競馬】 厩務員の魅力について

ばんえい競馬では、他の競馬場同様に、厩務員不足が問題となっています。

私は、ばんえい競馬の厩務員は他の競馬場にない魅力と可能性にあふれていると感じています。

もし、私が10代、20代なら一度チャレンジを考えたかもしれません。

もし、Google検索などでこのページにたどり着いた方は、一読いただき、ばんえい競馬も候補の一つに入れていただけるた嬉しいです。

公式ページの募集はこちら↓

https://banei-tyoukyoushi.jimdofree.com

魅力その1 厩務員から騎手、調教師へのステップアップが可能

通常の競馬場の場合、厩務員となった後、調教助手→調教師というステップアップは可能です。

しかし、ルール上、騎手になるには専門の学校に入る必要があり、最初から騎手を目指していないと、厩務員からのステップアップはできません。

また、御存知の通り、体重制限などが厳しく、そもそもチャレンジが難しい可能性もあります。

その点、ばんえい競馬では、厩務員を2年経験することによって、騎手の試験を受けることができます。

また、ばんえい競馬の騎手は体重制限がゆるく、75kg未満となります。

年齢制限もありません。一次試験が筆記なので、若ければ若いほどいいかも・・・

もちろん、騎手にならず、厩務員を続けることもできますし、厩務員から調教師への道もあります

騎手から調教師になることも可能です。

調教師はいわば一人の社長ですから、ステップアップの選択肢や幅が広く、こんなに恵まれた競馬場は無いと感じています。

厩務員からのステップアップ

あくまで個人的な意見ですが、他の競馬場を見ても、40代の調教師の活躍が目立っており、

やはり若い調教師が増えてくれればな・・・というのが、正直な気持ちです。

騎手になって活躍してしまうと、なかなか引退ができないと言うこともあると思いますので、

最初から調教師を目指して、厩務員になるという方が増えてくれれば嬉しいです。

魅力その2 ばんえい競馬というコミュニティ

私が厩舎地区にお邪魔して感じるのは、一つのコミュニティとして完成しているということです。

競馬場に併設されており、調教も同地区内で行うということもあると思いますし、住居も兼務しているということも一員だと思います。

一つの村として、食と住を共同しているということもあり、各厩舎がまるで「隣の○○さんち」みたいな感じです。

子供頃の近所付き合いを見ているようで、ほっこりします。

厩務員として働くということは、この温かいコミュニティの一員となることになります。

馬と人間が一緒に一つのコミュニティを作り出している、少し不思議な空間に興味のある方は、是非挑戦してほしいです。

動画で見る厩務員の魅力

ばんえい競馬の公式YOUTUBEにて、厩務員の仕事について、色々と紹介しています。

いくつか紹介しますので、厩務員になった自分をイメージしてみてください。

厩務員の一日の仕事について

早朝の調教からの流れを動画で追ってみましょう。

朝調教

他の競馬場にもれず、早朝から調教が実施されます。

競馬場によっては、夜中の1時や2時から調教が開始されるところもありますが、ばんえい競馬ではそのようなことはありません。

調教前に、馬の調子を見てから、厩舎地区内の馬場に移動します。

朝最初の準備

だいたいなんですが、厩務員さんのTweetを見ていると、朝3時や4時ぐらいから10時ぐらいまでが、調教+朝の餌やり+雑用の仕事時間のようです。

一人当たり、3頭から4頭の面倒を見ているようですね。


調教風景

調教も、ばんえいですので、ソリを引くという方法がとられます。

馬に乗れなくてもなんとかなりそう(^^;

朝調教後の仕事

朝調教後は、馬房の掃除・寝藁の交換・朝ごはんの準備になります。

調教後のお仕事

厩務員さんのイメージとしては、馬房の掃除のイメージが強いですよね。

新しくできた厩舎への引っ越しが始まるので、建物は立派になります(^^;


朝の風景

その後のお仕事

レースのない日だと、大きなイベントとしては夜の食事準備になります。

競馬開催日のお仕事

忙しいのは、競馬開催日(土曜日~月曜日)ですね。

いつもの仕事+レースの準備が必要です。

ばんえい競馬を見たことがある方は、馬のたてがみが綺麗に装飾されているのをご存知かもしれません。

厩務員の細やかな心遣いが、ファンを増やす原動力になっていると思います。

レース前

私がばんえい競馬のレースで好きなところは、馬と一緒に厩務員が歩いているところです。

そして、レース後にすぐに馬のところに駆け寄るシーンが大好きです。

馬も非常に大人しく、厩務員と一緒に厩舎に帰っていく、その姿に心を打たれます。

レース後の風景

忙しいながらも、心の充実感はすごいだろうなぁと羨ましく思っています。

雇用条件について

仕事である以上、雇用条件については触れないわけには行きません。

以前、【ばんえい競馬】 厩務員が足りない問題~求人と給与~でお伝えしたように、決して高給取りではありません。

ただし、近年の競馬の売り上げ増にともなって、少しづつ改善されるような気がします。

また、老朽化した厩舎の建て替えも進んでおり、一部厩舎は10月頃からお引越しと聞いています。

今後、住居環境の改善も計画に入っています。

ですので、今年か来年がいいタイミングかもしれません。

なお、最新の求人情報は以下のような内容になります。

求人情報から抜粋

・月給:約17万〜28万円
・厩務員手当 月二回:(着外で7千円、1着で1万5千円)4頭担当で、5万6千円~12万円の間

約22万6千円スタート(手取り約19万)

寮完備、家賃無料、水道・電気・共同浴場無料

・昇給金額/昇給率 :1月あたり5,000円〜10,000円(前年度実績)

・勤務時間:4時00分〜9時30分、13時30分〜16時00分
・ばんえい競馬開催日:4時00分〜20時30分の時間の間の8時間程度

休日:火曜日、有給休暇:10日、月平均労働日数 21.6日

ばんえい競馬の厩務員に興味が出た方はこちらへ

公式問い合わせ先:ばんえい十勝調教師会 (0155-33-3110

いきなり電話がちょっと・・・という方は、私の分かる範囲でよろしければ調べてお答えします。

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管理人

将@地方馬主
将@地方馬主ばんえいを愛する馬主
地方馬主が増えている中、まったくばんえい競馬が話題にならないことが悔しくて、サイトを運営開始。
2022年、ジェイジャックのオーナーとなりました。

ばんえい競馬を愛する人が一人でも増えるように地道に活動中。
ばんえい競馬はいいぞ。ばんえい競馬はいいぞ。ばんえい競馬はいいぞ。

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