【ばんえい競馬】 生産牧場紹介 「ばんえい牧場十勝」

ばんえい競馬の生産牧場は小規模なところが多いですが、大規模な生産牧場もいくつかあります。

その中の一つが「ばんえい牧場十勝」です。

面積は10万平米を超え、現時点で第1・第2放牧場を有しています。

昨年40頭弱の生産を行い、生産馬は主にジェイの冠でばんえい競馬に出ています。

1レースに複数頭出走することもあり、ばんえい競馬で馬券を買っている方には、馴染みのある名前ではないでしょうか。

ばんえい牧場十勝は、生産だけではなく観光牧場の一面もあり、数百円で見学が可能です。

寒くなければ、ボケーッと一日中馬を見ていても飽きません。

ちなみに、私はこの写真の場所で、1時間ぐらい咀嚼音を聞いていました。

食事中 仔馬

ばんえい牧場十勝 2021年生産馬一覧

現1歳(2022年1月)の生産馬一覧です。

来年の春から能力検査を受けていく仔馬たちになります。

全員合格してほしいですね。

馬名性別生年月日兄弟
紫陽214月12日ジェイワンアアイマデショージェイサクラ 、コウシュハゴーリキ
乙女215月9日ジェイワンイワキオトメ
剛竜213月25日ジェイワンエリザベスゴールドジェイファイザー 、ジェイリンドウ
大安214月6日ジェイワンコウシュハダイアナジェイダイアナ 、ジェイアリサ
威舞215月15日ジェイワンジェイオリーブ初仔
栄華214月9日ジェイワンジェイガーベラ初仔
誉215月11日ジェイワンセミニヨン
姫様214月14日ジェイワンヒメサマジェイウェイ 、ジェイハーレイ
莉砂214月23日ジェイワンメリッサジェイノハル
雲龍212月26日ジェイワン雲龍姫トマランサジェット 、ホクエイクイーン 、ジェイサイネリア
花姫214月3日ジェイワン花姫ホクショウゼウス 、ジェイノコマ
春光215月13日ジェイワン春光ジェイレオン
杏仁215月16日ファルコアアモンドセブン
勝鬨213月21日ファルコキクノカチドキ
紅石215月30日ファルココウシュハルビー初仔
桜風214月16日ファルコサクラフーガ初仔
永寿214月12日ファルコジェイアズキ初仔
曳登215月6日ファルコジェイエイト
薄荷213月11日ファルコジェイミントジェイファイター 、ジェイジェシー
緑葉216月2日ファルコジェイリーフ初仔
雅215月29日ファルコミヤビクィーン
想夏214月11日ファルコメモリアルサマーコウシュハメモリー
玲嬢212月9日フジダイビクトリーコーネルレディキタノヒーロー 、ジェイカップ 、ジェイウィング
燐光212月17日フジダイビクトリーシャイニー初仔
六印214月16日フジダイビクトリーハリクインコウシュハイージス 、ジェイルース
美咲213月31日フジダイビクトリーミサキロードジェイグレース
武駒212月17日フジダイビクトリーメムロコマチ
山女211月21日ミタコトナイアオヤマガールジェイイーグル
北星213月16日ミタコトナイキタノイチバンボシジェイエレナ、ジェイカレン
紫燕215月11日ミタコトナイクレッシェンドジェイツバキ 、ジェイマリン 、ジェイマチルダ
駒良213月9日ミタコトナイジェイクララ初仔
栄大214月23日ミタコトナイジェイダイアナ初仔
恵津212月14日ミタコトナイジェイツージェイビック 、ムサシカツハナ、テッチャン
撫子212月3日ミタコトナイジェイナデシコ初仔
栄美214月12日ミタコトナイジェイビオラ
紫薫213月16日ミタコトナイジェイラベンダー初仔
牡丹212月24日ミタコトナイタナボタチャン初仔
弥子215月14日ミタコトナイヒヤヤッコジェイランタナ、ジェイアイガー、ジェイロッキー
祥駒214月9日ミタコトナイホクショウクインショウワノチカラ、ジェイステラ
優馬216月11日ミタコトナイ優姫ジェイローラ
ばんえい牧場十勝 2022年1歳

繁殖牝馬も年々増えていることから、初仔も多く、新しい牝系を追っていくような楽しみもありそうです。

ばんえい牧場十勝 2021年生産馬の傾向

父の欄を見ていただければわかるように、全4頭の種雄馬で種付けを行っています。

種雄馬獲得賞金メモ
ジェイワン約500万ばんえいダービー3着の実績
種雄馬とするために早期引退
カネサブラック産駒
ファルコ純ペルシュロン種
種雄馬とするために輸入
フジダイビクトリー約3200万数々の重賞、ばんえい記念勝利馬
ウンカイ産駒
ミタコトナイ約400万2歳から活躍
タケタカラ産駒
種雄馬一覧

「ジェイワン」は、獲得賞金500万超えの活躍馬でした。ばんえいダービー3着の実績を持っています。

父のカネサブラックは種雄馬ランキング1位になった名種雄馬でしたが、亡くなってしまいました。

ですので、「ジェイワン」には後継種雄馬として頑張って欲しいですね。

「ファルコ」は、純ペルシュロン種で、種雄馬にするために輸入された馬になります。

雑種強勢の考えから見ても、非常に期待の持てる一頭で、私も注目しています。

繁殖牝馬自体の雑種化が激しく、種雄馬も偏りがちな現在では、純ペルシュロン種を自牧場で持っているのはかなり強みになると思います。

「フジダイビクトリー」は、獲得賞金3000万円超え、数々の重賞、ばんえい記念を獲った名馬になります。

血統的にもウンカイの子孫となり、人気の血統ですね。

種雄馬としても非常に人気で、初年度に50頭弱の種付けを行ったとのことです。ばんえいの世界では非常に多い種付け頭数です。

「ミタコトナイ」は、タケタカラ産駒で、獲得賞金こそ400万弱ではありましたが、2歳から活躍をしていた馬です。

産駒は早熟になるのかなと思っていましたが、現時点では産駒の傾向を掴みかねています。

個人的にはジェイワン産駒は早期から活躍が見込めそうですし、血統の妙を狙うならファルコ産駒を持ってみたいなぁと思っています。

ただし、どちらも他の生産牧場で産駒が出てくる可能性は低く、生産頭数から考えても、難しいですね。

ばんえい牧場十勝 今後の展開

現在、第1・第2放牧場を持っていますが、第3・第4放牧場を建設予定だと聞きました。

生産頭数が年々増えていくことかと思います。80頭ぐらいまでいくかもしれませんね。

一番の驚きは、2022年完成予定の練習場です。

ばんえい競馬本場と全く同じの練習場を建設しており、直線200メートル、2つの障害を持った練習場となっています。

この話を聞いた時、「ばんえい競馬界の社台になるな・・・」と思いました。

立地的にも競馬場の近くのため、外厩のような扱いで、短期放牧→練習→帰厩→レースのサイクルをうまく回すことができないかなと考えています。

今後も要注目の牧場です。

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管理人

将@地方馬主
将@地方馬主ばんえいを愛する馬主
地方馬主が増えている中、まったくばんえい競馬が話題にならないことが悔しくて、サイトを運営開始。
2022年、ジェイジャックのオーナーとなりました。

ばんえい競馬を愛する人が一人でも増えるように地道に活動中。
ばんえい競馬はいいぞ。ばんえい競馬はいいぞ。ばんえい競馬はいいぞ。

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