【ばんえい競馬】新馬購入~2歳戦の流れを把握しよう
共有で新馬購入を計画していることもあり、新馬購入から2歳戦の約1年半の流れをまとめました。
これからばんえい競馬に参入を考えている方にも参考になると思います。
目次
新馬購入~新馬戦まで
新馬の購入時期は人それぞれですが、1歳夏に購入したとすると、入厩時期は1月ぐらいから(2歳になったとき)になります。
馬房の空き状況も関係してきますので、引退する馬と入れ替えにというパターンも有るようで、2月以降もありえます。
能力検査は4月中旬から始まり、新馬戦は4月末~5月から始まります。
キーワードは、「ばんえい競馬は門別並み」です。
競馬の中で最も新馬戦が早い門別は、3月中旬から能力検査が始まり、新馬戦が4月から始まります。
ばんえい競馬も、4月中旬から能力検査が始まり、4月末~5月から新馬戦が始まります。
他の地方競馬場に比べて、早い時期から新馬戦が始まるため、馬主としてはありがたい競馬場です。
- 新馬購入
- 購入時期:1歳夏頃
- 牧場で育成
- 育成専用牧場はほぼないため、入厩までは牧場にて育成が一般的 8月購入なら1月ぐらいまで(5~6ヶ月)
- 入厩
- 2歳1月ぐらいから
- 能力検査
- 2歳4月中旬から開始、9月中旬まで
- 新馬戦
- 2歳4月末~5月から
2歳戦スタート
順調に行けば、購入からデビューまで1年ぐらいということになります。
2歳重賞戦線 4冠レースを覚えよう
意外に思われるかもしれませんが、ばんえい競馬は重賞レースが非常に多く設定されており、2歳も4冠レースが組まれています。
全体的なレース体系・賞金は、こちらを参考にしてください。
10月中旬 | BG3(ばんえいG3) | ナナカマド賞 | 150万 |
12月末 | BG2(ばんえいG2) | ヤングチャンピオンシップ | 180万 |
2月上旬 | BG2 | 翔雲賞(牡馬限定) | 200万 |
2月中旬 | BG2 | 黒ユリ賞(牝馬限定) | 200万 |
3月下旬 | BG1(ばんえいG1) | イレネー記念 | 250万 |
2歳最初の重賞レース ナナカマド賞 10月開催
ナナカマドが何かわからない方も多いと思いますが、かつてばんえい競馬が旭川で実施されていた頃がありました。
ナナカマドは旭川市民の木ということで、そこから名付けられています。
能力検査が終わった後の10月に開催される、2歳初めての重賞レース(BG3)となります。
このレースに出場、優勝した馬たちが、その後の大きなレースでも活躍することも多く、新馬を持ったなら狙いたいレースの一つです。
JRAでいうと、○○2歳ステークスですね。
賞金は150万円、2022年はもう一声お願いしたいところです。
ばんえい甲子園 ヤングチャンピオンシップ 12月末
産駒の地区ごとに予選を行い、各予選を勝ち抜いた馬で決勝を行うという、ばんえい競馬特有の重賞がヤングチャンピオンシップです。
ばん馬の生産に重きをおいた、ばんえい競馬だからこその重賞になります。
通称「ばんえい甲子園」、世代最高の馬を排出した地区を決める戦いでもあります。
賞金は180万円、産駒の地区ごとに予選を行うため、地区によっては予選が非常に厳しいものになります。
世代最初の牡牝限定戦 翔雲賞・黒ユリ賞 2月
「売上が好調だと重賞も増える」というわけで、2021年から新規に翔雲賞が設定され、牡牝限定戦の重賞となりました。
翔雲賞が牡馬限定、黒ユリ賞が牝馬限定となります。
JRAでいうと、朝日杯FS・阪神JFでしょうか。
2歳戦(明け3歳)の最終目標である、イレネー記念を見据えた戦いが行われます。
賞金は200万円、デビューが遅めになった馬たちが狙っていく重賞として、非常に良い時期に行われます。
大目標 イレネー記念 3月下旬
1年のシーズンを締めくくるのが、イレネー記念になります。
イレネーとは、ばん馬の基礎を作った偉大な種牡馬の名前です。
サラブレッドでいうなら、ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアンの三大始祖ですね。
ばんえいダービーという3歳3冠レースの一つがありますが、盛り上がりとしてはイレネー記念のほうが上のように思います。
生産者の方に聞いても、イレネー記念とばんえい記念は特別なようです。
もちろん、新馬を持った馬主としては、出場してほしい・・・レースです。
BG1となり、初めてのG1レースになります。賞金は250万円。
イレネー記念だけ、もう少しメリハリを付けて賞金を上げて良い気がします。または、生産者賞として別途多めに出すとか。
3歳以降の重賞レースについて
ばん馬は、成長が遅いということもあり、3歳、4歳にも世代重賞があり、5歳から古馬という扱いになります。
ですので、5歳から急激に成長する馬もおり、6歳からが本格化という話もよく聞きます。
古馬になると重賞が12レースも設定されており、強い馬だと毎月重賞出場も夢ではありません。
参考動画
公式の動画で、イレネー記念までの流れがわかるものがありますので、リンクします。
2022年のイレネー記念特集です。
おまけの宣伝
ちなみに・・・毎年1頭ずつ新馬を持つとすると、10歳まで活躍する馬も多いことから、下手すると10年後には10頭持ちです(笑)
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管理人
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地方馬主が増えている中、まったくばんえい競馬が話題にならないことが悔しくて、サイトを運営開始。
2022年、ジェイジャックのオーナーとなりました。
ばんえい競馬を愛する人が一人でも増えるように地道に活動中。
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