2022年デビューのミンナノユメヲノセから、今年1歳となる3頭を含め、2025年7月時点で、計6頭の共有を行っております。

昨年より、「釧路地域を中心とした牧場生産馬」を当歳から共有し、みんなで成長を見守りながら、競走馬デビューを目指すという取り組みを開始しました。

毎年生まれた馬から大きさや血統などで共有馬を決めていきますが、ばんえい馬主の共同体としての名称を決めることにしました。

ばんえいドリームオーナーズ」です。

「ばんえいドリームオーナーズ」の目的は、以下の通りとなります。

①一人でも多くの馬主様に、ばんえい競馬というサラブレットとは違った馬文化に触れてもらう

②デビューから引退、繁殖、生産といった一連の流れを、長いスパンで経験し、一生物の体験を共有メンバで分かち合う

③共有によるばんえい競馬の馬主経験を通じて、一頭持ちのばんえい馬主を生み出す

④最終的には、馬主が増えることによる「ばん馬需要の向上」「生産頭数の確保」を目指す

申し込みの流れ

最初に

ばんえい競馬に興味がある、共有に興味がある方は、お問い合わせフォームから連絡をお願いします。

共有希望の馬主様、共有中の馬主様ともに、LINEグループでの運用を行っています。

特に当歳募集においては、生まれた順に牧場様から写真などを共有していただいているので、LINEグループで共有を行っています。

興味のある馬主様は、ご連絡ください。

以下のような動画を共有しています。

Youtube:ばんえいドリームオーナーズ

共有募集方法

最初に、LINEグループに情報を出します。そこで満口になった場合は、HPなどでの募集は行いません。

必ず、お問い合わせフォームから連絡をください、LINEグループに招待します。

残口があった場合、HPやTwitterにて募集をかけます。本サイト及びAbemaブログ、Twitter(umanushininarou)を利用します。

募集スケジュール

①毎年、2月~5月ごろに当歳が生まれます。生まれた当歳は牧場様にて形・大きさや血統である程度の選別が行われます。

②春から夏は、母馬とともに放牧されますので、秋以降、離乳後に牧場訪問し、牧場様と相談の上、共有候補馬を決めます。

訪問時の情報はリアルタイムにLINEグループにて共有します。また、訪問前に生産馬のリストなども共有します。

当歳秋~冬にかけて、共有馬の募集を開始します。

ただし、病気・怪我になりやすい若馬ですので、募集時に馬代金のやり取りは行わず、共有予約のような形を取ります

翌年、競走馬としてやっていけそうと判断した時点で、馬代金の精算を行います。

牧場様と一体となった取り組みとなります。

共有馬は繁殖として牧場に戻る可能性があるので、牧場様としてもギリギリまで成長を見て、売買をするようにしています。

共有方法

情報共有方法

・情報はLINEグループ・Googleドライブ・Googleスプレッドシートといったツールを利用して、馬主間のコミュニケーションを行います。

 これは、通常のオーナーズクラブのように情報共有をする目的ではなく、将来的に1頭持ちを目指すに当たり、QAやデータを元にしたシミュレーションを各自が行いやすくするためです。

費用面

・お金の精算回数を極力減らすことにより、共有馬主の負担を減らします

 主なタイミング:共有開始時(馬代金精算)・入厩時・能力検査合格時・年始(デビュー後、1年単位)など

・2025年に生まれた当歳募集より、月会費(事務管理費として、税込550円・年6,600円)を設定します。

共有馬が2歳になる1月から、月会費は発生します(年末精算時にまとめて徴収します

釧路地域を中心とした牧場生産馬共有について

ばんえいドリームオーナーズでは、当歳から共有を募集します。

基本的には、釧路地域で積極的に繁殖・種牡馬の導入をされている牧場様とタッグで、牧場生産馬・近隣の釧路生産馬を共有します。

現在のばんえい競馬では、帯広市を中心とした十勝地域が繁殖・種牡馬・生産数で圧倒的1位です。

釧路地域は2位となっておりますが、近年、新規生産を始める方が増えてきています。

特に、酪農をされている方が新規参入する例が増えており、広大な放牧地を持っているのが特徴です。

(一口馬主のユニオンオーナーズ、ターファイトクラブをイメージしてください)

なぜ、当歳共有なのか

これまでの経験から、ばんえい馬主を続けるにあたり、「強い馬を持つには、繁殖」という結論になりました。

が、自分で牧場を持つのは夢のまた夢。

そこで、オープン馬を生産するという目標をもっている牧場さんと一緒にやっていくことにしました。

牧場さんとしては、預託先や馬主の幅が広がるというメリット。

私や皆さんとしては、当歳からの馬選び、一つの牝系を見ていく楽しみなど数え切れないメリットがあります。

私としましては、【ばんえい競馬】もう一度考える、地方共有クラブはばんえい競馬で成り立つのか」のアンサーとして、牧場主体の共有に一歩近づけたと考えています。

この試みにより、将来的に釧路地域での馬産拡大に繋がることを夢見ています。

・イメージ図

・共有馬主のメリット
①当歳~デビュー~競争生活~引退から、繁殖生活まで馬の一生を追うことができる
②当歳~デビュー~競争生活~引退までの金銭的負担を最小限に抑えることができる
③繁殖時は牧場買い戻しのため、馬主負担なしに繁殖生活を見守ることができる
④自分の所有していた牝馬の産駒を共有できる可能性がある

・牧場側のメリット
①市場売却をせずに、産駒をばんえい競馬に挑戦させることができる
生産計画を立てやすい、繁殖を揃えたり、種牡馬導入をするきっかけとなる
③馬主の幅が広がることにより、牧場自体の人脈が広がる
④生産馬の買い戻しの際、競争成績によっては高額になる場合があるが、確実に買い戻すことができる

本企画の最初の共有馬として、デスティニー2024、サクラモモ2024の募集を2024年に行いました。